みやもとメモ

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【GAS】関数を共通化(ライブラリ化)する

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今回はGAS(Google Apps Script)に関して書いていきます。

GASのプログラムをこれまで何度か書いてきましたが、同じような処理を実装することがたまにあります。
コピペすれば良い話なのですが、せっかくなので共通化(ライブラリ化)してみます。

通化について色々と調べたところ、手順もそこまで多くなくサクッとできました。

なお、自分のみが使う前提での手順となります。
公開してチームで共通関数を使うとなると、もう少し手順が増えるっぽいです(デプロイ、権限設定など)。

それでは本題へ。

やりたいこと

記事の冒頭でも触れた通り、GASの関数を共通化(ライブラリ化)します。

今回は以下のプログラムを共通化します。

/**
 * 現在の日付を取得する
 * ※YYYY/MM/DDにフォーマット
 */
function getCurrentDate() {
  const now = new Date();
  const year = now.getFullYear();
  const month = zeroPadding(now.getMonth()+1);
  const date = zeroPadding(now.getDate());
  return year + '/' + month + '/' + date;
}

/**
 * ゼロ埋めする
 */
function zeroPadding(str) {
  return ('0' + str).slice(-2);
}

現在日付を取得する関数です。
YYYY/MM/DD形式で値が返ってきます。

これも記事の冒頭で触れましたが、自分のみが使う前提での手順となります。

通化(ライブラリ化)手順

共通関数側


STEP
GASファイルを新規作成
STEP
ファイル名を入力
※今回は「共通関数」としました
STEP
プログラムを貼り付けて保存する
※「やりたいこと」に載せたプログラムをコピペしました
STEP
「プロジェクトの設定」を開く
STEP
スクリプトIDを控えておく

共通関数を使う側


STEP
GASファイルを新規作成
※既存のGASファイルでも可
STEP
ファイル名を入力
※今回は「共通関数のテスト」としました
STEP
先ほど控えたスクリプトIDで検索し、IDに任意の名前を入力する
※今回は「CommonFunction」としました
STEP
ライブラリが追加される
STEP
以下プログラムを貼り付けて保存する

function myFunction() {
  // 現在の日付を取得する
  const currentDate = CommonFunction.getCurrentDate();
  // 現在の日付をログ出力
  console.log(currentDate);
}

プログラム実行

「共通関数のテスト」を実行してみます。
※「2024年6月27日」に実行

プログラム実行

追加したライブラリの関数が実行され、現在日付(YYYY/MM/DD形式)が取得できました。

おわりに

ということで、「【GAS】関数を共通化(ライブラリ化)する」に関してアレコレ書いてみました。

思ったより簡単に共通化できました。
ただ記事の冒頭でも触れた通り、公開してチームで共通関数を使うとなると、もう少し手順が増えるっぽいです(デプロイ、権限設定など)。

この記事が参考になれば幸いです。

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気になる記事があればぜひ。

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