今回は読書記録Notionに関して書いていきます。
読書記録Notionの中で、著者一覧を別データベースで管理しています。
具体的には、その著者一覧を活用した内容に関して書いていきます。
たまに著者一覧を見ながら、好きな著者の新刊が出ていないかをチェックするためにAmazon検索したりします。
で、検索する著者の数が多いと、その検索の手間がけっこう面倒だったりします。
その手間を、Notionの「link」関数で解消できそうだったので試してみたのが今回の記事です。
ちょっと文章で表現するのは難しいのでサクッと本題へ。
対応前後の操作
まずは手っ取り早く、対応前後で操作がどう変わったか書いていきます。
対応前
対応する前の操作は以下のような流れです。
こんな感じです。
書き出すとこれだけですが、検索したい著者の数だけ繰り返すと割と面倒になってきます。
対応後
対応した後の操作は以下のような流れです。
こんな感じです。
対応前後でそこまで操作が変わらないように見えるかもしれませんが、個人的にはAmazon検索がかなり楽になりました。
ちなみに、著者一覧のAmazonリンクはctrlキーを押しながらクリックすればバックグラウンドで開けます。
なので、タブを切り替えずに検索したい著者の分だけタブがどんどん開けます。
設定内容(関数)
Notionのlink関数を使って、著者一覧にAmazonリンクを作成しています。
関数に設定した内容は以下のような感じです。(赤線部分)
一応、コピペできるように設定した関数の内容を貼っておきます。
関数の詳細
関数の内容が少し複雑になっているので、詳細を少し書いてみます。
Amazon検索のパラメータ
Amazonのページで著者を検索すると、以下のようなURLになります。
「朝井リョウ」で検索した場合
https://www.amazon.co.jp/s?k=朝井リョウ&i=stripbooks&ref=nb_sb_noss
「平野啓一郎」で検索した場合
https://www.amazon.co.jp/s?k=平野啓一郎&i=stripbooks&ref=nb_sb_noss
「k=」以降のところに著者名を渡せば、そのキーワードで検索してくれます。
「i=stripbooks」はカテゴリー指定のようです。
上記のパラメータだと「本」をカテゴリーとして指定しています。
「ref=nb_sb_noss」のパラメータは正直あまり分かってないです。
付与してもしなくても、挙動の変化はなさそうでした。(気付いてないだけかもですが。)
link関数の仕様
今回使用した「link」関数の仕様をざっくり書いておきます。
第1引数が「リンク名」、第2引数が「実際のURL」という感じです。
Notion公式サイトの関数ページもリンクしておきます。
著者名を少し加工
著者一覧で管理している著者名ですが、苗字と名前の間に半角スペースを入れて管理しています。
ただ、半角スペースが含まれると、それ以降の情報が欠落するようでした。
なので、半角スペースを除去するように加工しています。
その対応のために「replaceAll」関数を使用しています。
第1引数の文字列に対して第2引数の文字列で検索し、もしヒットしたら第3引数の文字列に置換する関数です。(すごいざっくりな説明)
上記が実際の関数使用例です。
要は著者名に含まれる半角スペースを、空白(ブランク)に置換しています。
便利ポイント
今回の対応(関数)の便利ポイントをいくつか挙げてみます。
検索までの操作が楽
これは対応前後のところでも書きましたが、今回の対応により検索までの操作が簡単になりました。
キーボード操作やタブ切り替えがほとんどなくなったので、かなり楽になりました。
随時ブックマークするより楽
他の方法として、著者名でAmazon検索したURLを1つ1つブックマークする方法もあります。
ただ、ブックマークする場合はお気に入りの著者が増えていく度にブックマークする手間が発生します。
対して、今回の対応は著者が増えていく度に必要な手間はなしです。
元々Notionで読書記録しているので関数を一度追加してしまえば、管理している全著者を簡単に検索できます。
カスタマイズしやすい
今回のAmazon検索では、並び順のパラメータは指定しませんでした。
ですがどうやら、Amazon検索では並び順もパラメータ指定できるようです。
公開日:s=date-desc-rank
おすすめ:s=relevancerank
並び順を指定した検索に変更したい場合は、関数を修正すれば一括で変更できます。
もしくは、並び順を指定した検索を別プロパティで用意するのも良いかもしれません。
他のサイトでも
今回はAmazon検索でしたが、他のサイトでも対応可能です。
「検索条件をURLパラメータで渡して検索できるサイト」という前提条件がありますが、そういったサイトは多いはずです。
例えば、読書メーターなどでも同じようにできるはずです。
おわりに
ということで、「読書記録Notionの著者一覧を利用したAmazon検索」に関してアレコレ書いてみました。
実際に使っている身としては、かなり便利に使えています。
ですが、記事にすると意外と地味な感じになりました。
Amazon検索のURLに対して著者名を渡す感じは、Excelでも似たようなことが出来るかと思います。
ただ、読書記録をNotionでしている自分としては、NotionでExcel的なことが出来るのが利点かなと思っています。
この記事が参考になれば幸いです。
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