今回は「NotionApps」に関して書いていきます。
NotionAppsは、Notionで作成したデータベースを利用して簡単にアプリを作成できるサービスです。
しかも、ノーコードでアプリを作成できるのがポイントです。
今回は、NotionAppsに連携するデータベースとして「後で見るリンク」を利用してみます。
こちらは以前、Notion活用事例として記事にもしています。
ちなみに、NotionAppsはスマホ使用を想定してるっぽいです。
なので現在使用している、Notion標準のアプリと比較してみます。
使用感の違い、何ができて何ができないか、自分の知っている範囲でアレコレ書いてみようと思います。
それでは本題へ。
前提情報
NotionAppsとは
記事の冒頭でも書いた通り、Notionで作成したデータベースを利用して簡単にアプリを作成できるサービスです。
しかも、ノーコードでアプリを作成できるのがポイントです。
公式サイトはこちらです。
料金に関してはこちらです。
有料プランもあるようですが、今回は無料プランで進めてみます。
NotionAppsの参考リンク
NotionAppsの使用にあたって、以下のサイトを参考にさせて頂きました。
ありがとうございます。
NotionAppsに連携するデータベース
記事の冒頭でも触れましたが、「後で見るリンク」データベースを使用します。
「後で見るリンク」データベースをNotionAppsと連携し、そのデータを基にアプリを作成します。
Notion標準アプリ
Notion標準アプリはこちらです。
上記のNotion標準アプリと、NotionAppsで作成したアプリで、見た目や動作を比較してみます。
Notion標準のアプリと比較
「Notion標準のアプリ」と「NotionAppsで作成したアプリ」を比較してみます。
「一覧画面」「詳細画面」「登録画面」あたりの見た目や挙動などを比較してみます。
一覧画面
Notion標準のアプリ
左がテーブルビュー、右がギャラリービューです。
NotionAppsで作成したアプリ
比較した感想
Notion標準のアプリに関して。
テーブルビューは、スマホだとけっこう一覧性が低いかなと思っています。
横スクロールも発生してしまい、ちょっと見づらいなと。
ギャラリービューは画像が大きめの表示で分かりやすいです。
ですが、一度に確認できる情報が少なめです。
縦スクロールが長めになってしまうかなと。
NotionAppsで作成したアプリに関して。
スマホっぽい表示になっているかなと思います。
良い感じの一覧になっているかなと。
画像を表示していない理由は、「ファイル&メディア」プロパティを用意しないといけないためです。
Notion標準のアプリの方は「ファイル&メディア」プロパティがなくても、詳細ページに画像が挿入されていればそれが表示されます。
NotionAppsで作成したアプリに方は、詳細ページの画像を表示する方法はなさそうでした(今のところですが)。
詳細画面(編集画面)
Notion標準のアプリ
NotionAppsで作成したアプリ
比較した感想
一覧画面と比べると、どちらも似通っています。
どちらも簡単に編集できます。
ちなみにURLプロパティに関して。
Notion標準のアプリはタップした位置によって、対象URLにジャンプしたり、編集モードになったりです。
それに対してNotionAppsで作成したアプリは、URLの編集用と参照用をそれぞれ配置する必要があります。
とはいえノーコードなので、サクッと設定できます。
ちなみに削除ボタンの表示/非表示も簡単に設定できます。
登録画面
Notion標準のアプリ
NotionAppsで作成したアプリ
比較した感想
こちらも編集画面と同様、割と似通っているかなと。
どちらも簡単に登録できます。
ただ正直、スマホで登録画面から実際にデータ入力する機会は少ないです。
ブラウザの共有機能からNotion標準アプリを選択して登録することがほとんどです。
このブラウザからの共有機能、NotionAppsで作成したアプリでも出来たら良かったのですが、自分で調べた限りだと出来なさそうです(今のところ)。
NotionAppsのメリット・デメリット
「Notion標準のアプリ」と比較して感じた、「NotionAppsで作成したアプリ」のメリット・デメリットを挙げてみます。
メリット
ノーコードで簡単に作成できる
なんといってもメリットは「ノーコード」ですね。
ノーコードでサクッとそれっぽいスマホアプリを作成できるのは大きな利点かなと思います。
今回のアプリも、作成までの所要時間は10分くらいです。
慣れたらもっと短い時間で作成できそうです。
ちなみにアプリの編集画面は以下のような感じです。
上記の編集画面で、一覧にどのプロパティを表示するか、表示形式をどうするか(リストとグリッドが選択可)などが設定できます。
動作が速い
動作に関してはNotionAppsの方が、かなり速いです。
この記事を作成するにあたって「Notion標準のアプリ」と「NotionAppsで作成したアプリ」それぞれでいくつかスクショしたのですが、NotionAppsの方が速いです。
Notion標準のアプリは動作がモッサリしていて、使えはするものの若干ストレスです。
それに対してNotionAppsで作成したアプリはサクサク動いて良い感じです。
デメリット
データ量が500までと少ない
NotionAppsの無料枠だと、連携できるデータ量が「500」までです。
正直、少ないです。
ちなみにデータ数というのは、ここのデータ数のようです(以下画像)。
画像用のプロパティを用意しないといけない
これは先ほど一覧画面を比較していた時にも触れましたが、画像用のプロパティ(ファイル&メディア)を用意しないといけないのが少しネックです。
「ファイル&メディア」プロパティを用意した後に、1つ1つのデータに画像を設定していく必要があるので手間だなぁと。
「ファイル&メディア」プロパティなしで画像を表示できると、かなり良い感じの表示になりそうなんですよね…(今後に期待)。
おわりに
ということで「NotionApps」に関してアレコレ書いてみました。
自分は基本的にNotionをPCで使用しているので、スマホ使用は限定的です。
ですが出先でNotionを操作する時がたまにあるので、Notion標準アプリ以外の選択肢があるのはありがたいなと。
とはいえ、早速「Notion標準アプリ」から「NotionApps」に乗り換え、とは簡単にはいかなそうです。
両方にそれぞれメリットがあり、それぞれがまだちょっと捨てがたいです。
なので、しばらくは両方使っていこうと思います。
また、NotionAppsはサービスリリースされてからまだ日が浅いようです。
なので、引き続き動向をチェックしていこうと思います。